
「そんなに食べてないのに、なんで痩せないの?」
昔の私は、ずっとそう思っていました。特に40代になってからは、代謝も落ちてきたのか「ちょっと気をつけてるつもりなのに全然変わらない…」と感じることも増えてきて。
でも、レコーディングアプリ「あすけん」で食事の記録を始めてみたら、真実が見えてきたんです。
痩せない原因、それは「食べていない」のではなく、「食べているのに、食べたと認識していない」ことだったのだと気づきました。
食べた認識がない“隠れカロリー”とは?
あすけんで記録していて驚いたのが、普段の生活に潜む「カウントしていないカロリー」の多さ。
- フリスク、ナッツ、ドライフルーツなどの“口さみしさ”でつまんだもの
- ワインや缶チューハイなどの“液体カロリー”
- ラテやミルクティーなど“おやつ系ドリンク”
- 味噌汁の具やドレッシング、調味料類
こうした“ちょこちょこ食べ・飲み”って、意外と自分の中で「食べた」感覚が残らないんですよね。
でも記録してみると…「え、これだけで100kcalあるの?」「このドレッシングで+60kcal?」と驚くことの連続でした。
お酒は“カウント漏れ”の代表格
そして私が最大に見落としていたのが「お酒」でした。
夜にワインを2杯ほど飲んでいた日も、「ごはん食べてないからセーフ」と思い込んでいたんです。でも、ワイン2杯で約240kcal。それにチーズを少しつまめば、あっという間に300kcal超え。
さらに、お酒を飲むと“食べたくなる”ことも多くて、気づいたらちょこちょこ追加していたスナックやナッツが、実は太る原因だったことも。
アルコールは代謝を乱すとも言われていて、体は優先的にお酒を分解しようとするので、脂肪燃焼が後回しになるという話もよく見かけます。
「量」じゃなくて「密度」に目を向ける
食べる量は多くなくても、カロリー密度が高ければ太りやすくなります。
- ナッツ、チーズ、アボカドなど“栄養はあるけど高カロリー”
- ドライフルーツやグラノーラも“美容っぽいけど実は高カロリー”
“なんとなくヘルシーそう”に見える食材こそ、油断せずにチェックするのが大切だなと感じました。
私が整えた“意識の習慣”
今でも外食の日や飲みたい日はあります。でも「今日これを食べた・飲んだ」と記録するようになってから、不思議と“暴走”しなくなったんです。
- 飲む日は「あすけん」に事前に登録しておく(見える化)
- 食べたものに“罪悪感”を持たず、「なるほど、こういう日だったな」と受け止める
- 飲んだ日は、翌朝は水分とスープで体を整える
この「記録 → 可視化 → ちょっと調整」が、私にとって一番ストレスなく続けられた習慣です。
おわりに:「太った原因がわからない」から抜け出すには
「食べてないのに太る」と感じると、なんだかやる気までなくなってしまうこと、ありますよね。
でも、ほんの少し「見える化」してみると、そこにちゃんと原因があることがほとんど。
記録は、我慢するためじゃなくて、“自分の傾向を知るため”。お酒を飲む日も、楽しむ日もあっていい。でもその分、体の声も一緒に聞いてあげる——そんなやさしい習慣が、40代の私には合っていた気がします。
リリーでした。
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