
40代の私が感じた“飲みたくなる時期”との付き合い方
「お酒って、生理中は控えた方がいいよね?」
昔はそう思って、実際に全く飲まなかったし、飲む気さえ起きなかった。というのも、若い頃の私は生理痛がひどくて、毎月のように痛み止めを手放せなかったから。
ところが40代になって、あの頃ほどの痛みは感じなくなった。むしろ最近は、生理前になると「なんだか今日はお酒が強い気がするな…」って感じる日もある。
今日はそんな“生理痛とお酒の関係”について、自分なりに感じてきたこと、調べてみてわかったこと、そして私なりの向き合い方をまとめてみます。
生理痛とお酒の関係:悪化するって本当?
まず、よく言われるのが「お酒は生理痛を悪化させることがある」という話。これはまったく根拠のないウワサではなく、いくつかの理由があります。
● 子宮を収縮させる“プロスタグランジン”の分泌が関係
生理中、子宮の中では「プロスタグランジン」という物質が分泌されます。これは経血を外に押し出すための収縮を促す働きがあるのですが、量が多いと収縮が強くなり=痛みが強くなるのです。
アルコールはホルモンの分泌や代謝に影響を与えるため、このプロスタグランジンの働きが過剰になるケースもあると考えられています。
● 飲酒による冷え・脱水も要注意
お酒には利尿作用があり、体の水分が失われやすい=血流が悪くなりやすい。また、冷たいお酒(ビール・チューハイなど)を飲むと体を内側から冷やしてしまうことも。
生理中の冷えは、子宮周辺の血流をさらに滞らせ、生理痛を重くする要因になります。
● 肝臓が忙しくなると、女性ホルモンの代謝が後回しに?
アルコールを分解するのは肝臓の仕事。でも実は、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の代謝も肝臓が担っているんです。
飲酒量が多いと、肝臓が“お酒の処理”に手いっぱいになって、ホルモン代謝が後回しに。結果として、ホルモンバランスが乱れ、生理のリズムや症状に影響を与えることもあるようです。
👉 お酒だけでなく甘いものも欲しくなる時期に。生理の時の向き合い方
でも私は、生理前になると「お酒が強い」と感じる
ここからは私自身の体験です。
冒頭にも書いたように、今の私は若い頃ほど生理痛を感じません。その代わり、生理前になると妙に元気で、むしろ「お酒が強くなった気がする」くらいなんです。
感覚的には、体の中で代謝のスイッチが入ってるような感覚。いつもより体が温かくて、活動的で、飲んでも酔いにくい気がする。…ただ、そのあとにどっと疲れが来ることもあるので、あくまで“ほどほど”にしています。
私なりの整える習慣:飲むなら“あたためて、補う”
生理前や生理中にお酒を飲むとき、私は次のことを意識しています。
- 飲みすぎない(缶チューハイなら1本まで)
- 飲むときは水をたっぷり、もしくは温かいお茶を交互に
- 締めは必ずスープ。味噌汁や春雨スープなど「しょっぱい&温かい」で落ち着かせる
これ、全部無意識にやってたんですが、最近調べてみて「体が欲してたんだな」と納得しました。
お酒と生理痛、敵にしなくてもいい
「生理中は絶対禁酒」と思う必要はないけれど、“体の声”を聞きながら、“量と飲み方”を意識するだけで、ぐっと楽になることもあると思います。
無理せず、でも我慢しすぎず。お酒を手放さずに、自分の体と上手につきあっていけたらいいですよね。
👉 生理中のお酒、飲んでもいい?私たちの体と上手に付き合う“ゆるケア”のすすめ
リリーでした。
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