
1. 健康診断前夜に、焼肉とお酒をたっぷり楽しんだ結果…
これは、20代の頃の話です。
当時の私は、健康診断の前日なのに、夜中まで友人と焼肉とお酒を楽しんでいました。しかも、お酒をけっこうな量を飲んだ記憶があります。
その翌日、何事もなかったかのように健康診断を受けたのですが…
後日、病院から会社に電話がかかってきたんです。
「肝機能の数値が異常で、即入院レベルなので確認したい」とのこと。
さすがに驚きました。
原因には心当たりしかなく、「ああ、前夜のあれだよね…」とすぐに思い至りました。
当然再検査になり、今度はきちんとお酒を控え、脂っこいものも避けて、早めに寝る。
——そんな“まともな前日”を過ごして臨んだら、無事に正常値でした。
結果が出るまでの数日間、ドキドキしたことは今でも覚えています。
2. お酒を飲むと、肝臓の数値は上がりやすいと言われています
調べてみると、お酒を飲むことで肝臓の数値が一時的に上がることがあるようです。
特に「γ-GTP」はアルコールに反応しやすく、肝臓がアルコールを処理している間は数値が高く出る傾向があります。
AST(GOT)やALT(GPT)も、飲酒量が多いと上昇しやすいとされていて、肝臓に負担がかかっているサインとして表れることがあります。
中性脂肪の数値も、飲酒に加えて食事内容に大きく左右されるため、脂っこいものを食べてから受けると数値が跳ねることがあるとのこと。
つまり、お酒と食事の組み合わせが健康診断の結果に影響を与える場合もあるということですね。
3. 正しい結果を知りたいなら、何日前から禁酒すればいい?
肝臓の数値を安定させるには、検査の2〜3日前から禁酒するのが目安のようです。
とくにγ-GTPや中性脂肪などは、数日間の休肝でも改善が見られることが多いそうです。
「本来の自分の数値」を知りたいなら、1週間前くらいから意識しておくと安心です。
4. LDLコレステロールとお酒の関係はあるの?
私自身、毎年の健康診断で少し気になっているのが、LDLコレステロール(いわゆる“悪玉”)の数値です。
人から「お酒を飲む人って、LDL高いって聞くよね」と言われたこともあり、気になって調べてみたのですが、関係性は一概には言えないようです。
適度な飲酒(ワイン1杯など)であればHDL(善玉)が増えることもあるとされますが、日常的な過剰飲酒は、脂質代謝を乱してLDLを増やす可能性があるそうです。
また、お酒そのものというより、揚げ物やスナックなど脂質の多い食事との組み合わせが影響していることも少なくありません。
女性の場合はホルモンの影響でLDLが高くなりやすい時期があるとも言われています。お酒だけが原因とは限りませんが、習慣としての飲酒が関係している可能性はあると思っています。
5. まとめ:健康診断の前日は、ちょっと整えるだけで安心感が違います
私のように「やらかしてから焦る」パターンは、できれば避けたいですよね。
正しい健康状態を知りたいなら、前日はお酒と脂っこい食事を避けて、早めに寝る。そして、できれば前々日くらいから休肝しておく。
たったそれだけで、検査結果の信頼性がぐんと上がるなら、やっておいて損はないと思います。
私自身も、今は「健康診断の前だけはちょっと整える」が習慣になりました。
不安な数値が出ると、たとえ心当たりがあっても、結果が出るまでの間ずっとドキドキします。
未来の自分をちょっと安心させるために、前日の過ごし方って、大事なんだなとあらためて感じています。
リリーでした。
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