
1か月間、体重がまったく動かなかった日々
1日1700kcalを目安に食事を記録し、週2回のジムと日々のウォーキングも欠かさず続けていたのに、ある時から体重が1gも動かなくなりました。
生理も終わっている。浮腫みもない。なのに、ずっと「同じ数字」が続く。最初の2週間は「こんなこともあるよね」と思っていましたが、3週目を超えるころから、正直メンタルが揺れました。
「もうこのまま痩せないのでは?」
さすがに焦りも出てきて、ネットで「ダイエット 停滞期 1か月 抜けない」などのワードを検索する日が増えました。
「やっぱりお酒が悪いのかな?」「40代だともう痩せにくいのかも」「もっとカロリーを減らすべき?」「もしかして、あすけんの記録漏れが原因?」と、頭の中がざわざわしていたのを覚えています。
でも私は、“やめないこと”だけは決めていました。過去に何度も「ここでやめたから戻った」という後悔があったからです。
停滞期中にやっていたこと(変えなかったこと)
停滞していた1か月間、私が意識していたのは「続けること」でした。
- カロリーは1700kcalをキープ(増やさず、減らしすぎず)
- ジムは週2〜3回、有酸素は1日7000歩以上
- 食事は咀嚼を意識し、たんぱく質と食物繊維を中心に
- お酒はやめずに、量と頻度を少しだけコントロール
決して完璧ではないけれど、“自分を大きく崩さない”ことを優先しました。停滞期を抜ける魔法の方法は知らなかったけれど、「とにかくやめなかった」ことが、今思えば大きかったのかもしれません。
停滞期って、そもそもなぜ起こるの?
ダイエット中に急に体重が落ちなくなる「停滞期」——実は、体に備わった自然な防御反応なのだそうです。
体は変化を「異常」と判断すると、もとの状態に戻そうとする仕組み(ホメオスタシス)を働かせます。脂肪が減っていくと、体が「飢餓状態かもしれない」と勘違いし、省エネモードに入り、代謝を落として体重の減少を止めようとするのです。
また、女性はホルモンバランスの変化(月経周期やストレス、睡眠不足)でも体重の変動が起きやすく、それが「停滞」として現れることもあります。
「痩せようとしているのに体がブレーキをかけてくるなんて…」と感じるかもしれませんが、それほど体は繊細で慎重にできているんですよね。
停滞期が終わったきっかけ:お酒をやめた1週間と、生理明け
転機は突然訪れました。
ちょうど会社の健康診断が近づいていて、「なんとなく飲む気分じゃないな」と思い、たまたま1週間だけお酒をやめたんです。
するとそのタイミングで、生理がやってきて。
そして、生理が終わった頃——
体重が一気に1.5kg、ストンと落ちました。
食事も運動も特に変えていないのに、です。
「体が準備してたんだな」と、思わず納得しました。
これが停滞期の終わり方なのか、と。
私にとっては、身体からの「よく耐えたね」というご褒美のように感じました。
停滞期中も意識していた“整える”習慣
停滞期は、頑張っても結果が出ない時期です。だからこそ私は、「整えること」を習慣にしていました。
- 朝起きる時間を一定にする(ホルモンのリズム安定に)
- 白湯や麦茶でこまめに水分補給(むくみ予防)
- 食べすぎ・飲みすぎた日は五苓散でリセット
- 鉄分・マグネシウム・ビタミンB群をサプリで補う(疲労・貧血対策)
- 生理管理アプリで体の変化を記録する(「今どの時期か」がわかると安心)
これらを「やらなきゃ」ではなく、「少しだけ整えてみようかな」という気持ちで続けていました。
まとめ|停滞期は“止まっている”んじゃない。“準備している”
1か月、体重がまったく動かないというのは想像以上にしんどいものでした。でも、そこで投げ出さずにいたからこそ、ある日ちゃんと結果がついてきた。
停滞期って、「止まっているように見えて、体は静かに準備している時期」なんだと思います。
焦らず、でも放置せず。整える習慣を少しずつ続けることで、ちゃんと出口は見えてきます。
もし今あなたが同じように「もう無理かも」と感じているなら、
「私も1か月動かなかったけど、そのあと1週間で1.5kg落ちたよ」と伝えたいです。
だから、大丈夫。
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