なんで、また飲みたくなるの?気持ちをゆるめるお酒の正体

こんにちは、リリーです。

お酒を楽しみながらでも、約2ヶ月で−5kgの減量に成功することができました。
ダイエット=我慢ばかり、という思い込みから少し解放されたのは、私にとっても嬉しい発見です。

でも、ふと思うことがあります。
「そもそも、なんで私はこんなに飲みたくなるんだろう?」と。

もし、お酒を飲みたいと思わなければ、
もっと簡単に体重は落ちたのかもしれない。
だけど、それでも私は、お酒を手放そうとは思いません。

そこには、“ただの習慣”とは少し違う、心と身体の結びつきのようなものがあるような気がして。
今回は、そんな「なぜ飲みたくなるのか?」という疑問を、
自分の感覚と、少しだけ科学の視点も借りながら、言葉にしてみたいと思います。


1. 私が飲みたくなる理由:リラックス、つながり、自分らしさ

私にとってお酒は、心をリセットするためのひとつの道具のような存在です。

平日の夜、仕事を終えて家のこともひと段落。
そんなとき、グラスを片手にひと息つくと、頭の中のざわざわがふっと静かになります。
“今日が終わったな”と感じる、その瞬間が好きなのです。

また、仕事関係で誰かとお酒を飲む場面では、
普段よりも会話が自然と和らぎ、お互いの距離がゆるやかに縮まるような感覚もあります。

お酒があることで、ほんの少し自分の肩の力が抜ける。
そういう「自分に戻るスイッチ」のような役割を、私は感じています。


2. 科学的にわかった「飲みたくなる」理由

私たちが「お酒を飲みたい」と感じる背景には、脳の働きも関係しているようです。

● 快感を生む“ドーパミン”の仕組み

アルコールを摂取すると、脳内ではドーパミンという快感物質が分泌されます。
ドーパミンは「嬉しい」「心地いい」といった感覚を生み出すもので、目標を達成したり、プレゼントをもらった時にも分泌されますが、
お酒を飲んだ経験が心地よい記憶として残ることで、「また飲みたい」と感じるようになるのだそうです。

※出典:国立健康・栄養研究所 健康・栄養フォーラム
https://www.nibiohn.go.jp/eiken/hn/modules/pico/index.php?content_id=115


● 緊張をやわらげる“GABA”の働き

もうひとつの理由は、アルコールが脳の緊張をやわらげてくれる働きです。
これは、GABA(ギャバ)という神経伝達物質の活動を高めることによって、
中枢神経がゆるまり、気分がリラックスする方向へ向かうためです。

お酒を飲んだ時の「ほっとする」「気が抜ける」と感じるあの感覚には、
ちゃんと科学的な裏づけもあるのだと思うと、ちょっと安心しますよね。

※参考:アメリカ国立衛生研究所(NIH)Alcohol and the Brain
https://www.niaaa.nih.gov


3. 私の“飲みたくなる気持ち”との付き合い方

私は、基本的にはほぼ毎日お酒を飲んでいます。
でも、その“毎日”の中にも、ゆるやかな整え方の工夫があります。

お酒を飲むのは、気持ちを高めるためというより、
リラックスしたい、力を抜きたい、という気持ちから
それが自然と習慣になっているのだと思います。

だからこそ、飲むこと自体を無理にやめようとせず、
飲みながら整えるという考え方にシフトしていきました。

たとえば、

  • 飲む量を決めておく
  • おつまみは咀嚼が多くなるメニューを選ぶ
  • 飲みすぎた翌日は休肝日にして、胃腸をいたわる

そんなふうに、飲む楽しさを残しながらも、
自分の身体と心に少しだけ気を配るようになったのです。


おわりに:知ることで、やさしくなれる

「なぜ飲みたくなるのか?」という疑問には、
感情と習慣と、そして生理的な反応の全部が重なっているように思います。

だからこそ、“やめなきゃ”ではなく、“整えてつき合っていく”という視点を持つことで、
ダイエットも、お酒との関係も、もっとやさしくなる気がしています。

お酒は、私にとって「楽しい時間」でもあり、「自分を緩める手段」でもあります。
その両方を大切にできるように、これからもゆるく整えていきたいと思っています。

リリーでした。

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