
① 「お酒は太らないらしいよ?」って聞いたことない?
ダイエット中に「ビールって意外と太らないらしいよ?」って言われて、戸惑ったことありませんか?
私自身、「お酒はエンプティカロリーだから太らない」と聞いて、最初は「じゃあ安心して飲めるんだ」と思ってしまったひとりです。
でも正直、“エンプティカロリー”ってなんのこと?と思っていましたし、聞いたことはあるけど、ちゃんと理解できていなかったんですよね。
そこで改めて調べてみたら、なるほど、と思うことがたくさんあって。やっと腑に落ちたんです。
今日はその話を、リリーなりの体験も交えてまとめてみました。
② エンプティカロリーとは?
「エンプティ=空っぽ」という意味の言葉、聞いたことありますよね。
エンプティカロリーとは、“栄養素がほとんど含まれていないのに、カロリーだけは高いもの”のこと。
たとえば、アルコール・白砂糖・精製された油などがそれにあたります。
これらに共通しているのは、エネルギーはあるのに、ビタミンやミネラル、食物繊維といった体を整える栄養がほとんど含まれていないということ。
たとえば、白米よりも玄米、小麦粉よりも全粒粉のほうが良いとされるのは、精製の過程でそぎ落とされてしまった栄養素(マグネシウム、ビタミンB群、鉄分など)を、丸ごと残しているからなんですね。
お酒=“熱に変わるけど、栄養がない”カロリー
アルコールのカロリーは「すぐに熱として代謝されやすい」と言われています。
そのため、寒い地域——たとえばロシアや北欧などでは、“体を温める手段”として伝統的にお酒が使われてきた背景もあります。
たしかに、お酒を飲むと体がポッと温まるような感覚がありますよね。これは、アルコールの代謝が“熱”として放出されるからです。
でも問題は、その熱エネルギーを「使わないまま」寝てしまったり、過剰なカロリーと一緒に摂ってしまったりすると……
結局、使いきれなかった分は体脂肪として蓄えられてしまう、ということ。
つまり、お酒そのものに栄養はなくても、“一時的なエネルギー源”にはなる。でもそのエネルギーは「使い切る」ことが前提であって、ただ摂るだけでは、むしろ“空っぽなカロリー”を体にため込むことにもなりかねない。
私はそれを知って、「太らないらしいよ?」という言葉の裏にある“条件”を、ちゃんと理解しようと思うようになりました。
③ なぜ“お酒は太らない”と言われるのか?
アルコールは脂肪として蓄積されにくく、まず「熱」として代謝される傾向があります。これは事実として知られています。
さらに、お酒を飲むことで一時的に食欲が落ちる人もいて、結果として摂取カロリーが減るケースもあります。
ただし、それには“条件”があるんです。
- 飲む量が適量であること(ビール1杯、ワイン1杯など)
- 食事の内容が整っていること(高脂質・高糖質を避ける)
- 夕食としてバランスが取れていて、夜更かしや寝不足にならないこと
- 翌日にきちんと体を動かして代謝を促すこと
このような条件が揃っている場合に限って、「お酒は太りにくい」と言えるのかもしれません。
逆に、空腹で飲んでしまったり、おつまみが高脂質・高塩分になりがちだったり、夜遅い時間の飲食習慣になってしまったり……。
こういった状況では、お酒は「太らない」どころか、「太りやすい環境」を作ってしまうリスクがあるということです。
④ 本当の問題は、お酒そのものじゃない
私が思うに、アルコール自体が“主犯”というよりも、「太りやすい習慣を誘導する“きっかけ”になりやすい」と感じています。
- 空腹で飲んでしまって、食欲が暴走する
- 揚げ物やスナックなど、脂質の多いおつまみが進む
- 深夜の飲食になりやすく、胃腸が休まらない
- 翌朝は二日酔いでジャンクな朝食を欲する
このサイクルが続けば、当然太りやすくなります。
つまり、「お酒=太る」のではなく、「お酒が引き金になって、太りやすい状況が重なっていく」んです。
⑤ 私の結論:お酒と痩せたい気持ち、両方大切にしたい
私も最初は「じゃあ飲んでOKなんだ」と思って、けっこう気が緩んでしまった時期がありました。
でも、体型は正直で……数ヶ月後には「あれ、私、丸くなった?」ってなりました(笑)。
それ以来、私はエンプティカロリーを“油断ポイント”と認識するようにしています。
飲んではいけないわけじゃない。だけど、「飲むこと自体に栄養があるわけじゃない」と知っておくことで、心構えが変わります。
どう飲むか、どう整えるか。
その選び方が、自分の体を変える一歩になると思うようになりました。
リリーでした。
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気持ちも体もラクになるヒントとして、実際に使ってよかったものをご紹介しています。
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