お酒がまずく感じるのは体調のサイン?“飲めない夜”に気づいた私の変化

1. はじめに:今日はお酒が「まずい」…?

今日の締めくくりで飲むのがルーティン。その日の気分で飲むお酒を決めてグラスに注ぐ。

ひと口飲んで、ふと眉をひそめる——「あれ?なんか、まずい?」

そんな経験、ありませんか?

私は普段から、お酒を飲むことが生活の一部のようになっていて、夜にゆっくりと飲む時間が好きです。でも、ごくたまにこうして「まずい」「飲みたくない」と感じる夜があります。

昔の私なら「なんでだろう?」「味覚が変なのかな」「腐ってた?」といったように、自分の味覚や飲み物のせいにしていました。でも40代になった今は、「これは体からのサインかも」と思うようになりました。

2. 実際にあった“飲めない夜”の記録

● 疲れがたまっていたとき

1日中動きっぱなしで、帰宅後にお風呂に入って、やっとひと息ついた夜。いつものように晩酌しようとしたのに、飲んだ瞬間、アルコールがやけに重く感じて、すぐにグラスを置きました。

体が「今日はもう休ませて」と言っているような気がして、その日はあったかいお茶に切り替えました。

● 生理前で体がむくみやすかった週

むくみやすい時期は、味覚も鈍くなりがち。お酒の香りや味がぼんやりして、体もなんとなく重たく感じて。無理に飲もうという気にはなれなかったこともありました。

● 前日飲みすぎた日の“拒否反応”

正直これが一番わかりやすい(笑)。前日にちょっと飲みすぎてしまった翌日は、まったくお酒が欲しくならない。

「昨日あんなに飲んだのに、今日も飲もうとしてたんだな」と思うと、自分の体の反応に素直になるのが一番だなと感じました。

● 頭がぼんやりしている日

寝不足や天候の変化で気圧が下がっているとき。そんな日は、お酒が妙に苦く感じたり、刺激が強すぎたり。

不思議なもので、体が元気なときは「香りが豊か」と感じるものが、調子が悪いと「クセが強い」「重たい」とネガティブに感じられることがあるんですよね。

3. 味覚は、体が“欲してるかどうか”を教えてくれる

私が強く実感しているのは、「味覚は体調に正直」だということ。

疲れているときに甘いものが美味しく感じたり、汗をかいた後にポカリスエットの塩気が沁みたり。逆に、体が疲れていると脂っこいものやお酒を「まずい」と感じることもあります。

これは生理学的にも説明されていて、脳の視床下部という部分が、血糖値や水分、塩分など体内の状態をモニタリングし、味覚の感受性に影響を与えているそうです。

つまり、今の体に必要なものは“美味しい”と感じ、不要なもの・負担になるものは“まずい”と感じる——味覚は体の声を映しているということなのかもしれません。

4. 「美味しくない」日は、無理に飲まないことにした

昔は一度封を開けたら、勿体無いからと無理して全部飲んでいました。でも今は、そういう夜こそ体に優しくするチャンスだと思っています。

温かい白湯をゆっくり飲んだり、好きなノンアルドリンクに置き換えたり。その夜は飲まなくても、「また飲みたくなる日がきたらでいい」と思うようになりました。

不思議と翌朝は体が軽くて、「整ったな」と感じることも多いんです。

お酒がまずく感じる夜は、無理にねじ伏せず、体の声に寄り添ってあげる。それだけで、気分も体もずいぶんラクになります。

飲まない夜は、自分を整えるチャンスにしている

お酒が美味しくない日、飲まない日。それは体をいたわるサインだと受け止めて、私はその日の体調に合わせた“整える夜”に切り替えるようにしています。

  • 疲れがたまっている夜には、湯船にしっかり浸かって、温熱のアイマスクで目元をほぐしてから早めに寝るようにしています。最近のお気に入りは、レンジで温めて繰り返し使えるアイマスク。目を閉じると、身体全体が緩んでいく感じが心地よくて。
  • 生理前でむくみやすい時期には、白湯にジンジャーパウダーをひとさじ入れて、軽くストレッチするだけでも体がスッと整います。お腹まわりを温めることで、気分まで落ち着くのを実感しています。
  • 前日に飲みすぎた日は、消化に優しいお粥やうどん、食べたくなければ無理して食事を取らない。お味噌汁やスープなど、お腹に負担がかからないようにすると、翌朝の軽さが全然違います。
  • なんとなく頭がぼんやりする夜は、間接照明にしてスマホはおやすみ。お気に入りのノンアルビールを開けて、音楽をかけて静かに過ごす。それだけで、自分に戻る時間になります。

こんなふうに、“飲まない”を“整える”に変えるだけで、夜の過ごし方が豊かになりました。

5. まとめ:飲めない夜も、大切な“気づきの夜”

お酒が美味しく感じないのは、きっと体が「今日はお休みしたい」と言っているサイン。

昔は「なんで美味しく感じないんだろう」ともやもやしていたけれど、今は「今日は整える夜なんだ」と思えるようになりました。

飲めない日も、悪くない。むしろ、自分をいたわってあげられるチャンスかもしれません。

また元気になったら、きっとお酒もちゃんと美味しく感じられる。

リリーでした。

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