
「痩せたね」って言葉。
多くの女性が、それを“褒め言葉”として受け取った経験があると思います。
私も、2ヶ月弱で5キロ痩せたとき、何度かそう言われました。
でもある日、ふと感じたんです。
「太っているって、本当にそんなにダメなこと?」
そしてもうひとつ、心の奥でこんな問いが生まれました。
「この価値観って、自分で選んだものだったのかな?」
気になって、世界の体型に対する考え方を調べてみたんです。
すると、思っていた以上に違いがあることに驚きました。
国によって、“太る・痩せる”の意味がまるで違うんですね。
比較してみた「太る・痩せる」の意味:6つの国と文化
日本|痩せている=清潔感と努力の象徴のように思われている
日本では、「痩せていること」が好印象につながることが多い気がします。
学生時代から、制服のサイズを気にしていた私たち。
社会に出ても、痩せている=きちんとしている、と思われがちです。
私自身も、太っていると「だらしない」と見られそうで不安になったことがあります。
韓国|完璧な外見=礼儀とされることも
韓国では、外見への意識がとても高い国だと感じます。
見た目を整えるのは、マナーのひとつとされていることもあるそうです。
理想体型はかなりスリム寄りで、少しの増減も気にする人が多いとか。
美容整形やダイエットも、日常の一部になっている印象です。
アメリカ|多様性の一方で、体型=信頼という考え方も
アメリカでは、「どんな体型も美しい」という価値観が広がっています。
プラスサイズモデルの登場やSNSの影響で、自己表現の自由が感じられます。
でもビジネスの世界では別の一面も。
体型は“自己管理力”の表れとして見られることがあるそうです。
ジム通いや食事管理は、信頼につながる行動として評価されることもあるんですね。
フランス|ナチュラルな“抜け感”が美しさになる文化
フランスでは、自然体の美しさが好まれているようです。
「がんばりすぎない」ことが、美しさの一部とされている感じがします。
美食を楽しみながらも、生活の中でバランスを取る。
そんな“無理のない美意識”が根づいている国だと思います。
フィジー|ふくよかさが「豊かさ」や「幸福感」の象徴
フィジーでは、ふくよかな体型が“幸せ”の象徴になることがあるそうです。
体型を気にせず、自然体で過ごしている人が多い印象です。
ぽっちゃり=健康的、という感覚がある文化。
体型に対する否定的な感情は、あまりないのかもしれません。
ナウル共和国|太ることが“誇り”だった時代も
ナウルでは、以前は「太っていること」が豊かさの象徴でした。
もちろん現在は健康への意識も高まりつつあります。
でも今でも、体型を否定的にとらえない空気感があるようです。
「それもその人らしさ」と受け入れる文化が残っているのかもしれません。
私の場合:体力と感覚を整えて、軽やかに日々を過ごしたくて
私が痩せたいと思ったのは、誰かに評価されたいからではありません。
太っていることを“悪”と感じていたわけでもないんです。
年齢とともに、疲れやすさや体の重さを感じるようになって。
このままじゃ、快適に日常を過ごすのが難しくなるかもと思いました。
もっと軽く、もっと動きやすく。
そんなふうに思い始めて、自分の体と向き合うようになったんです。
おわりに:「太ってる=ダメ」じゃなくて、「どう在りたいか」を選んでいい
いろんな国の体型への価値観を調べて、私は気づきました。
文化は変化するし、私たちの考え方も自由に変えていいんですよね。
「痩せてる方がいい」という空気に無理に従わなくてもいい。
「私がどう在りたいか」で、整え方を選べばいいんです。
それが、自分らしくて健やかで、美しい体との付き合い方だと思います。
リリーでした。
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